27Dec

12月27日ドル円予想レンジです。
113.00円〜113.50円 (みずほ証券)
クリスマス明けの昨日は
イギリスなど引き続き休場の国も
多かったことに加え、材料にも乏しく
今週末年末年始の3連休を控える中
為替市場では大きな動きがない状態。
ドル円は先週金曜日以降
113円前半の小動きな展開で推移。
本日は引き続き
市場参加者が少ない中
小幅な値動きが予想される。
本日の材料を挙げるとすれば
アメリカの消費者信頼感指数になる。
先月発表された11月の数字は
17年ぶりの高水準を記録しており
今回もしっかりとした数字が予想されるが
市場は年末年始モードに入っており
反応は限定的になると見られる。
また、今後はユーロ圏での政治的動きにも
注目が集まると思われる。
9月にドイツで総選挙が行われたが
まだ政権は発足していない。
選挙ではメルケル首相率いる
キリスト教民主・社会同盟が
第一党を守ったものの
議席数を減らして、反移民・反EUを唱える
右派政党・ドイツのための選択肢が躍進した。
メルケル首相は第二党と大連立を模索中だが
これを断念すれば
来年序盤にも再選挙の可能性が浮上する。
折しも21日にスペイン・カタルーニャ議会選挙で
独立派が勝利した中、ドイツで再選挙となれば
EU分断の流れに対するリスクが高まる可能性がある。
加えて来年前半にはイタリアでも総選挙が
予定されており、ここでも反体制を叫ぶ政党
五つ星運動が指示を集めている状況。
来年序盤に、欧州に再び分断の流れが強まれば
リスク回避から円高圧力につながり
ドル円の下押し要因となるため警戒が必要。
ポイントは、ドイツで連立政権が成立するかどうかと
見られており、年明け早々予定されている
連立協議は特に注目される材料となる。
<<本日の重要経済指数>>
24:00 アメリカ・コンファレンスボード消費者信頼感指数
24:00 アメリカ・中古住宅販売成約指数
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