25Dec

12月25日ドル円予想レンジです。
112.90円〜113.50円 (大和証券)
先週末、アメリカでは
11月の新築住宅販売の指標が
市場予想を上回った一方で
12月の消費者マインドの指標が予想を
下回った。
米国の税制法案とつなぎ予算は成立したものの
結果的に、ドル円は小幅の下落となった。
本日は
クリスマス休暇で材料不足だが
ドル円は上値が押さえられやすいと予想。
先週の動きで
アメリカの株価、債券価格
ドルの実効為替が下げたのは
税制法案可決で好材料が一巡し
休暇前にドル資産の利益確定売りが出たことが
一因と考えられる。
ただ、米経済指標の強さもあって
米長期金利が上昇し
ドル円には上昇に働く動きとなった。
本日については、米金利による
ドル円上昇が一服すると見られる。
アメリカの個人可処分所得に対する
消費の割合を示す「消費性向」は
これまで資産効果や
減税期待を背景に高まり続け
11月は93.6%と2005年9月以来の高さに上昇した。
これは過去最高の94.1%に迫っている水準となる。
ただ、所得の伸びを上回る
消費の伸びがずっと続くわけではなく限界がある。
減税の一方で税控除縮小もあるため
中間所得層の減税効果は小さいと考えられる。
減税を期待して
消費を前倒しで増やしていたものの
中間所得層の恩恵が小さいと分かれば
消費の伸びが鈍化する可能性があり
ドル円の下押し圧力になると予想される。
市場が期待していたほど
アメリカの景気が加速しないとの見方になると
米長期金利に低下圧力がかかる。
また、減税による財政赤字拡大への懸念から
長期金利が大幅に上昇する可能性も低い。
という流れとなった場合
来年1月には米長期金利が低下に転じ
ドル円は3月までに110円に近づく可能性もある。
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