16Nov

11月16日ドル円予想レンジです。
112.50円〜113.50円 (三菱UFJ信託銀行)
昨日のNY市場は
注目されていた
米・消費者物価指数と
小売売上高が発表された。
ともに市場予想を上回る
良好な結果だったが
発表直後はドル売りに押され
ドル円は一時112.50円付近まで下落。
しかしその後は、株価の下げ止まりもあり
113円台を回復する流れとなった。
本日のドル円は
113円をはさみ、底堅い展開が予想される。
昨日発表された
米・消費者物価指数において
食品とエネルギーを除くコア指数の伸びが
前月比ベースで今年1月以降はじめて加速している。
今年に入り、インフレの鈍化が懸念される中
コア指数の持ち直しは
今後の米利上げを後押しし、ドル円のサポート要因となる。
米経済指標の結果が
市場予想を上回った数と
下回った数の差を指数化した
「米国・経済サプライズ指数」を見ると
6月以降、住宅、個人消費関連指標の下振れから
マイナス圏に沈んでいたが
10月以降底堅い労働指数と
景気センチメント指数の上振れにより
マイナス圏から0.4台まで上昇している。
過去のケースを見ると
この0.4を上抜けると反落するケースが目立ち
年初から春先にかけて下落するという
季節的要因も確認することができる。
米国の10年債利回りの推移と重ねてみても
サプライズ指数の低下のタイミングで
下落の金利低下局面となりやすく
年明け以降の指数低下は
ドル円の重しとなりそう。
しかし、日米中央銀行の
金融政策の方向性の違いにより
日米の金利差は開きやすく
下押ししたとしても
ドル円は110円を目処に底堅い展開になると考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
22:30 アメリカ・フィラデルフィア連銀景況指数
23:15 アメリカ・鉱工業生産指数数
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