24Oct

10月24日ドル円予想レンジです。
112.80円〜113.90円 (ソシエテ・ジェネラル銀行)
昨日は、衆議院選挙の後ということで
選挙結果を受けての円安が進み
ドル円は114円をつけたが
その後、材料不足ということもあり
昨日の上げ幅を解消している相場展開
となっている。
本日は、米FRB議長人事を待つというところで
手がかり不足の様子見状態が続き
動意に乏しい展開が予想される。
一方、今週の注目イベントとして
木曜日に欧州中央銀行(ECB)政策金利発表がある。
ユーロドルについての現状分析として
通貨オプション市場で、市場参加者の目線が
ユーロ高なのかユーロ安なのかを確認する
「ユーロドル1年物リスクリバーサル」と
「ユーロドル」を重ねたグラフを見てみると
現在、ユーロドルの先高観が強くなっている。
過去5年で見ても現在は最も高い水準。
ということから
今後ユーロドルに関しては
来年にかけて
1.27ドル台、ユーロ円に関しては
140円台も視野に入ると見て取れる。
ただ
足元少しユーロ安と見られるが
現在のユーロ高一服の要因は二つある。
ひとつが、今週控えているECBで
資産購入プログラムの延長が予想されており
少しハト派的なスタンスが警戒されている点が
ユーロの上値を押さえていると言える。
もうひとつは
欧州の景気は良く、景況感指数も上がっているが
欧州の実質金利(10年物)は低水準で推移している。
これがユーロが買われにくい環境を作っている。
しかし、欧州の景況感が拡大している場合には
ECBは、テーパリングを含めて
資産購入プログラムを調整すると示唆していることから
来年にかけては
欧州の金利の上昇とユーロ高という
トレンドが出やすい地合になってくることが予想される。
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