23Oct

10月23日ドル円予想レンジです。
113.40円〜114.70円 (三菱UFJMS証券)
先週末は
アメリカ議会上院が予算決議を可決したことや
国内外での株価上昇が好感され
ドル円は一時113.57円までドル高円安になった。
今朝方は
日本の衆議院選での与党圧勝が好感され
113.90円前後に続伸する展開になった。
週末の日本の総選挙で自民党安倍首相が
国政選挙で5連勝の快挙を達成したことで
現政権でのリフレ政策継続への期待が台頭し
今朝の初期反応は円安方向となっているが
本日の海外市場で
ロンドン勢やニューヨーク勢も
同様の市場解釈を蒸し返すなら
さらに円安ドル高余地が広がるかもしれない。
日本では今回の選挙結果を受け
次期日銀総裁人事は安倍政権が決めることになる。
黒田総裁続投の可能性も含め
誰か別の候補に変わる場合でも
現行路線をひとまず引き継ぐ人選になりそう。
国政選挙のたびに財政規律を緩める政府を
日銀が大量の国債購入と低金利政策で支えるという
構図が長期化するならば
水面下では悪い円安圧力が蓄積し
日本国債引き下げなどのタイミングで
表面化する可能性もある。
一方米国では
3人に絞られたFRB議長候補から
イエレン議長やパウエル理事が選ばれた場合は
慎重な利上げ路線継続の安心感が広がる一方
テイラー教授になった場合は
厳格な政策金利徹底ルール採用の思惑が広がりそう。
誰が次期議長になっても
米国では金融政策の正常化が進むとみられ
ドル高円安圧力が高まるものと思われる。
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