19Oct

10月19日ドル円予想レンジです。
112.30円〜113.40円 (SMBC日興証券)
アメリカの長期金利上昇に連動して
昨日は欧州市場から買われたドル円。
NY市場では株高のサポートもあり
113円まで押し上げられた。
本日は
中国の第三四半期のGDPが発表される。
海外の株高と中国の統計を受けた
日本の株価動向に注目となるが
実は最近、株価とドル円の連動性も
薄れているため
あまり大きな動きは期待できそうにない。
12月米利上げの織り込みは進んでいるが
米ドルの1ヶ月先物金利に注目すると
足元の金利より35bpほど高く
つまり、12月に25bpの利上げをした後
来年の次の利上げの織り込みが始まっている
ことが分かる。
ただ、半年先の短期金利上昇への期待で
ドル高が起きたのは昨年の年末までで
その後のドル円は
米国の利上げ期待で動いてきたとは言えない。
つまり昨年末までは
米短期金利にドル円は反応し相関関係があったが
今年以降はその相関性がなくなってきている。
日米金利差とドル円の相関係数として
2年債と10年債との関係を見ると
ドル円は短期債よりも10年債との連動性が高くなっている。
この10年の金利は
アメリカの経済成長が緩やかな点や
インフレ期待の抑制から、上がりづらく
また、日本の投資家の米国債運用の活発化から
低く押さえられやすくなっている。
ということは
ドル円もすんなりと上昇しづらい環境であると言え
「アメリカの利上げだけでは円安には繋がらない」
ということが伺える。
<<本日の主な経済指標>>
21:30 米・フィラデルフィア連銀景況指数
21:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
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