17Oct

10月17日ドル円予想レンジです。
111.80円〜112.80円 (ソニーフィナンシャル)
昨日のNY市場は
NY連銀製造業景況指数の数字が良かったことや
リスクオンの地合で、ドル円は112円に乗せる展開に。
本日もレンジ相場ながら底堅い展開が見込まれる。
本日は
9月度の米・鉱工業生産が発表されるが
前回は、ハリケーンの影響などもあり
マイナス0.9%という非常に弱い結果となった。
今回の市場予想は0.2%と、少し回復するのではと
見られているが、プラスに転じると見られているだけに
もし仮に弱かった場合は
FRBの12月の利上げ期待が後退することにも繋がるため
ドル安円高に振れる可能性がある。
ただし、鉱工業生産に関していえば
これからハリケーン被害からの復興需要ということで
今後、回復の見込みが高いことから
仮にドル安となったとしても
そこはドルの買い場になると考えられる。
アメリカの12月利上げについては
先週の米CPIは弱かったものの
市場では引き続き12月の利上げ期待は継続していると見られる。
先週FOMC議事要旨が出ているが
基本的には、ハリケーンの影響は一時的であることや
景気見通しに変化がなければ年内の利上げは正当化されると
FOMCメンバーの大半が見ている内容となっている。
イエレン議長の最近の発言を見ると
【9月26日】
「緩やかすぎる利上げは将来のインフレリスク」
「インフレ2%達成まで政策を据え置くことは賢明ではない」
【10月15日】
「最近の平均時給の上昇に勇気づけられる」
といった内容から
利上げがゆっくりすぎることのリスクを気にしていることから
このまま順当に行けば、12月の利上げはあると考えられる。
その流れの中で
ドルもじわじわと上昇していくことが予想され
年末予想値としてはドル円は115円を目指すものと思われる。
<<本日の主な経済指標>>
18:00 独・ZEW景況感調査
22:15 米・設備稼働率
22:15 米・鉱工業生産(前月比)
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