12Oct

10月12日ドル円予想レンジです。
112.00円〜113.00円 (シティグループ証券)
昨日のNY市場は
基本的にドル全面安だったが
ユーロドルの反発に伴って
ユーロ円をはじめとしたクロス円が上昇し
ドル円の下げも止まる展開となった。
本日は
今日明日の日程で
G20会合が開催されるが
円相場や日銀の課題は
議題にならないと考えられる。
一方で
FRB次期議長候補の一人である
パウエル理事の講演が予定されており
その発言によっては市場が反応するかもしれない。
日本の総選挙について
海外投資家の間では
安倍政権の継続をメインシナリオに据えているものの
総選挙に絡んで言うと、自民党が議席を減らして
アベノミクスが終るのではないか?といったリスクも
警戒されている。
中長期的には円安相場を見込んではいるが
22日の選挙については円高リスクと考える投資家もいる。
ドル円の通貨オプション1ヶ月ものの
「リスクリバーサル」のチャートを見てみると
総選挙に対する現状の織り込み具合が分かる。
リスクリバーサルとは
ドル買いの権利とドル売りの権利の価格差で
上に行けばドル買いの権利が高い
下に行けばドル売りの権利が高い
ということを意味しているものになる。
9月17日に解散総選挙報道があった直後から
リスクリバーサルは下がってきている。
これは
ドル売りの権利が相対的に値上がりしていることを意味する。
つまり市場が
「円高を警戒」していることになる。
こうしたオプション取引から
ある程度のドル売り圧力が出てくると思われるので
向こう1〜2週間は、ドル売りサイドのリスクが高いと
考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
21:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
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