13Sep

9月13日ドル円予想レンジです。
109.60円〜110.60円 (ドイツ証券)
懸念されていた北朝鮮制裁問題が
国連の全会一致により
譲歩された内容で採択されたことで
ドルの買い戻しが起き
昨日110円台を回復したドル円。
今日明日はアメリカで物価の指標が出るため
ドルについては底堅い展開が続きそう。
今まで不安視されていた数々の
ドル円の重し材料は
ひとつひとつクリアになってきている。
その重し材料とは
・北朝鮮リスク
→国連譲歩による武力衝突回避
・米債務上限
→12月8日に延期(税制改革に焦点が移る)
・ECBの緩和縮小
→ゆっくりとなり落ち着きを見せる
・米ハリケーン
→熱帯低気圧となり落ち着きを見せる
といったことが挙げられる。
そしてもうひとつが
アメリカのインフレについて。
現状、金融政策に対する市場の見通しが
利上げを織り込まないといった
FRBと市場に乖離が生じている状態で
ドルの上値を押さえている。
しかし
今週木曜日に発表される米消費者物価が
8月分については上がってくると見られているため
そうした展開になれば
ドル円も上値を追う流れになると思われる。
アメリカのGDPについては現状堅調で
完全雇用が近い形に関わらず
物価が上がってこないため
FRBは今のところ
金融政策の正常化を急いでいない。
こういう状況では
為替は
ドルが金融政策の出口に向かう通貨で
高金利通貨に対しては弱くなるが
対日本円については
市場のリスク許容度が強いことから
弱くなることはないと考えられる。
ということから、この流れでいくと
ドル円は年末116円程度までの上昇は期待でき
下がったところはコンスタントに買い場といえる。
<<本日の重要経済指数>>
17:30 英・失業率 / 英・失業保険申請件数
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