12Sep

9月12日ドル円予想レンジです。
108.80円〜109.80円 (JPモルガン・チェース銀行)
先週は一週間を通じて
円が一番強い通貨となり
ドルが一番弱い通貨になったが
昨日は
米ハリケーンの影響や
北朝鮮の制裁決議案の内容が
見えてきたことで一転
ドルが強く、円が弱い通貨となった。
北朝鮮制裁決議に対する
北朝鮮の出方によっては
円高懸念の再燃となり得るが
それ以外に
現在「円買い需要」となるものが二つある。
ひとつは
輸出企業に絡む円買い。
今年度下期の大企業製造業の
予算レートは108.20円近辺。
もしドル円が107円台に落ちてきて
そこでしばらく推移するとなると
輸出企業が円を買い戻して
ヘッジしなければならず
円買いが加速する流れが起きる。
もうひとつは
外国株投資に絡む円買い。
日本の投資家は5月から
合計4.6兆円の外国株を購入している。
当然これは円を売ってドルを買うことで
外国株を購入しているわけだが
採算を見てみると
現状、アメリカの株はさほど動かず
円高が進行している状態なので
6月以降に購入された分については
円高が進んだことで採算が悪くなっている。
このまま円高が進んでいくと
為替の部分で含み損が出てくるため
円買い需要が出てくる可能性がある。
リスクオフの円買いという流れが出ると
こういった需要が円買いを後押しすることになるので
注意が必要となる。
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