7Sep

9月7日ドル円予想レンジです。
108.50円〜109.90円 (SMBC日興証券)
昨日のNY市場は
アメリカの債務上限引き上げ合意を受けて
ドル円の買い戻しが優勢となり
109円台に乗せる展開に。
本日はECBの政策理事会を控えており
様子見ムードとなりそうだが
9日の北朝鮮建国記念日を控えて
北朝鮮に絡んだ報道に絡めて
上限する展開も予想される。
今夜はECB理事会ということで
過去1年程度の
ユーロドルとドル円の相関係数を見てみると
今年の5月〜7月は「正」の相関で
ユーロが対米ドルで上昇したときに
ドル円も上昇、結果「円安」につながっているが
足元9月では「負」の相関、つまり
ユーロ高米ドル安の際に
ドル円相場はドル売り圧力で
「円高」になっている。
5月〜7月のユーロ高局面では
ユーロ圏の景気拡大期待の元で
リスクオンとなりやすく円安になりやすかったが
最近の米ドル安は
アメリカの政治リスクやハリケーンによる損害など
米ドルに対する懸念を反映した
ややリスクオフ的な要素となっている。
この流れから
今回のECB理事会後
ユーロドルが上昇すれば
米ドル安となり円高が進行しやすいと
示唆されている。
ただし、今回の理事会では
資産買い入れ縮小の決定はなされず
また、ユーロ高が景気下押し圧力となる懸念から
ややハト派的なスタンスが示されて
ユーロ高米ドル安とそれに伴う円高が進むリスクは
低いと考えられる。
とはいえ
米ドル指数が昨年の安値を下回るなど
ドル売りが仕掛けられやすい地合でもあるので
ECB政策理事会後に
ユーロ高米ドル安で円高という流れになれば
ドル円は4月の安値となる108円前半を目指していく
懸念もある。
<<本日の重要経済指標>>
20:45 欧州中央銀行(ECB) 政策金利発表
21:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
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