1Sep

9月1日ドル円予想レンジです。
109.00円〜110.50円 (三菱UFJ信託銀行NY)
昨日NY時間に発表された
コアPCE指数が低調な伸びに留まったほか
中古住宅指標も下振れたことで
ドル安の流れとなり
さらに米ムニューシン財務長官の
ドル安メリットへの言及も材料視され
ドル円は110円割れまで低下。
本日は米雇用統計の発表がある。
今回はやはり「平均時給」に注目されるが
予想の前月比プラス0.2%を上回る
強い数字が出た場合
年内利上げの期待が高まることで
ドル買い材料となる。
しかし低インフレや北朝鮮問題など
現在の市場を取り巻く弱い材料を
完全に払拭するには至らず
結果としてドル円の上昇幅は限られる
と予想される。
FRBが注視している
金融指標のストレス度合いを示す
金融環境指数(シカゴ連銀)と
ドル・インデックス指数を
並べたチャートを見ると
年初からの推移を見る限りでは
ドル安の恩恵により
金融環境が良好な状態にあることが伺える。
金融環境が安定している状況下では
FRBもまだ金融引き締めを継続できる余地があるといえる。
例えば9月会合までの間に
FRB高官がタカ派発言を通じて
バランスシート縮小と
年内利上げを織り込ませる動きも想定され
こういった場合は金利上昇
ドル円の下支え要因となる可能性がある。
その場合、ドル円は108円台半ばで引き続きサポートされ
110円付近を上値とした値動きが続くと考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
21:30 米・非農業部門雇用者数 / 米・失業率
23:00 米・ISM製造業景況指数
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