16Aug

8月16日ドル円予想レンジです。
110.10円〜111.00円 (三菱東京UFJ銀行)
昨日のNY市場は
予想を上回る米指標を受けた「ドル買い」と
朝鮮半島情勢を巡る緊張緩和を受けた「円売り」が
かぶさり、ドル円は110.85円まで堅調に推移。
昨日の地合を受けて
本日もドル円は戻り高値を試す
じり高の展開が想定される。
ただ一方で・・・
今月4日の予想を上回った雇用統計後も
ドル円は111円台では続伸を阻まれ
地政学的リスクが意識される前の段階で
111円前半まで軟化するなど
上昇力は必ずしも強くはなかった。
本日もアメリカの金融政策に関する
新たな材料が出たわけでもないことから
ドル買い一巡後は
上値が重くなる展開が予想される。
また本日、日本時間の深夜には
FOMC議事要旨の発表がある。
今回は「物価に関するメンバーの評価」に注目。
6月のFOMCの後、7月のFOMCまでに発表された
物価に関する統計を見ると
物価上昇の勢いが「鈍化」していることが分かる。
イエレンFRB議長は
物価の伸びが鈍い点に関して
携帯電話のような処方箋的な一時的要因に
答えを求めていたが
イエレン議長の見方とは裏腹に
物価の先行きに対する慎重な声が
メンバーから寄せられていることが
明らかになった場合
利上げの織り込み度合いが後退し
「ドル安」に繋がる可能性がある。
また、アメリカのバランスシート縮小に関して
市場は秋頃開始を想定している。
ただし、その時期というのは
予算審議や債務上限の引き上げを巡って
議会が紛糾している可能性がある時期でもある。
こういった政治的な不確実性に対する
言及が多く見られた場合も
市場が政治的イベントに敏感にならざるを得ないため
ドルの上値を押さえる要因になると考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
17:30 英・失業率 / 英・失業保険申請件数
21:30 米・建設許可件数 / 米・住宅着工件数
27:00 米FOMC議事録公表
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コメント
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お疲れ様です
ユロ円、ユロポン1Hウォルフ注目ですね?
ですね^^
いいかもしれませんね!