3Aug

8月3日ドル円予想レンジです。
110.20円〜111.10円 (三菱東京UFJ銀行)
昨日のドル円は
ユーロ円に牽引されて
ドル高円安が進む場面もあったが
クリーブランド連銀総裁の発言が
ややハト派的と受け取られ
ドル安円高基調に戻ってきた。
本日は
明日にアメリカの雇用統計を控えていることから
基本的には大きく動きにくい相場となりそう。
目先のドル安円高の流れについて・・・
日本では
期待インフレ率が下落傾向にあり
これが、円の予想実質金利を押し上げて
円高圧力になってきているため
やや円高方向には警戒が必要。
アメリカを見ると
7月はアメリカの利上げ期待が後退して
ドル安が急ピッチで進んだ。
その一因として
投機筋のドルの買いポジションの取り崩しが
かなり急激に進んだことが挙げられる。
ただし、足元では
ドルロングの整理はほぼ終了している状態。
ということから
ここから先は、ドル安のペースは若干和らぐとも
考えられる。
しかし
世の中にドル資金を供給する役割を持つ
アメリカのプライムMMMFの残高を見ると
昨年秋の金融規制強化の影響が一巡したあと
少しずつではあるが残高が増えており
世の中全体に出回る米ドルが増えて来ていることが分かる。
これがややドル安に利いてくると予測できる。
日米間の金融政策の格差は明確だが
日本のインフレ期待の低下と合わせて
夏場にかけては、まだドル安円高に注意が必要であるとも言える。
<<本日の重要経済指標>>
20:00 英中銀(BOE) 政策金利発表
21:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
23:00 米・ISM非製造業景況指数
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。