2Aug

8月2日ドル円予想レンジです。
109.60円〜110.60円 (ドイツ証券)
昨日のドル円は
欧州時間は良かったものの
アメリカの新車販売低迷など指標が悪く
ドル円は一時110円を割り込む場面も。
本日は大きなイベントも少なく
ドル円は底堅く展開すると見られる。
さて、市場は「夏相場」入り。
市場参加者の間では
8月の間に、株の急落や
新興国市場の波乱など
苦い経験がああり
円高への警戒感がある。
単純に8月の
月初と月末のドル円のレベルを比較すると
過去10年の比較で1%程度円高になる傾向が
見て取れる。
ただ、単月ではなく
中期的には
「金融政策の方向性」の違いが
為替の方向性を決めていくと考えられる。
主要国の「金融政策の方向性」を整理すると
「アメリカ」
ゆっくりとしたペースで金融政策の正常化を進める
(市場にはすでに織り込まれている)
「欧州ECB」
ゆっくりバランスシートの調整を始める可能性
「カナダ」
アメリカの交易条件を見ながら
正常化の動きを追随
「イギリス・オーストラリア・ニュージーランド」
為替のレベルを見ながらタカ派加減を調整
「日本」
現行金融政策を継続
相対的なさらなる緩和効果を狙う
この流れを受けて
IMM投機筋ポジション(過去5年)を見てみると
現状、ピークに近い目立つところでは
「ユーロ」は99%買い越し
「NZドル」は97%買い越し
逆に
「日本円」は84%の売り超し
となっている。
このことから、イベントなどで
「逆の巻き返し」となった場合
一気に円売りが加速する可能性がある。
多少円高が進んだところは
実は円売りの好機となることも考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
21:15 米・ADP民間雇用者数
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