25Jul

7月25日ドル円予想レンジです。
110.60円〜111.60円 (三菱UFJ信託銀行)
昨日は
欧州時間に円高が進んだが
OPEC加盟国と非加盟国の閣僚会合で
原油価格維持に向けた減産を遵守する動きが確認され
原油相場が値を戻したことなどを受けて
ドル円は111円台前半まで反発。
本日は
ユーロ高やトランプ大統領の政権運営に対する不安感と
引き続きドル売りの材料が多い状況だが
FOMCの発表を明日に控え
一時的にポジション調整の色合いが強まると見られ
ドル円は111円台半ばまで値を戻すと考えられる。
また、今週末には
アメリカの第二四半期GDPが発表されるが
成長率の数字自体よりも
同時に発表される「雇用コスト指数」が注目されている。
この指数は
雇用統計の平均時給よりも正確に
所得の実態を把握できると言われている。
アメリカの「就業率」と「雇用コスト指数」の関係性をみると
「就業率」の底打ちとともに「雇用コスト指数」が
上昇していることが分かる。
4-6月の雇用統計の数字から見て
大幅な改善を期待するのは難しいが
ゆっくりではあるが確かな足取りは確認できると見られ
足元の「ドル売り圧力」はある程度相殺されると考えられる。
世界的にインフレ圧力が思ったほど高まらず
中央銀行への見方もやや揺らいでいるが
この「雇用コスト指数」の強い数字が確認できるかが
ドル安円高状態の流れを変えるポイントとなると思われる。
<<本日の重要経済指標>>
17:00 独・IFO景況指数
23:00 米・CB消費者信頼感指数
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