6Jul

7月6日ドル円予想レンジです。
112.60円〜113.70円 (SMBC日興証券)
昨日のドル円は
ここ数日、ドル高の動きが続いていたため
上値を試すような動きも見られたが
FOMC議事要旨で
資産買い入れ縮小の
開始時期を巡る意見が別れたことから
やや戻り売りに押された形になっている。
本日はNY時間に
いくつかの米・経済指標の発表があるが
明日には米・雇用統計も控えているため
日経平均株価の動きにある程度連動しながら
狭いレンジで動くと予想される。
ただ、北朝鮮問題についての
米・朝・中国の当局者発言には注意が必要。
日米の実質金利差との連動性が高いドル円だが
足元ではアメリカの実質金利が上昇していることから
「円安ドル高」傾向となっている。
この実質金利というのは
「名目インフレ」と「期待インフレ」の差で
インフレ期待が低い中で
名目金利が上昇すると
実質金利も上がるという関係。
ただ、実質金利の上昇というのは
「金融引き締め効果」となって
経済にマイナスとなると考えられる。
賃金と物価の伸び悩みが続いて
インフレ期待が低いアメリカで
長期金利が上昇するのは望ましくなく
これはFRBにとって「利上げをしずらい環境」といえる。
そういった意味では
今週末の雇用統計は「賃金データ」に注目。
伸び悩めば
利上げ期待剥落となって
「ドル安」要因となりそう。
<<本日の重要経済指標>>
21:15 米・ADP民間雇用者数
21:30 米・貿易収支
23:00 米・ISM非製造業景況指数
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