27Feb

2月27日ドル円予想レンジです。
106.50円〜107.50円 (みずほ証券)
昨日のドル円相場は
東京時間夕方に一時
106円台前半まで下落したが
海外時間では欧米株価の全面高や
こえを受けた米金利の反発などから
107円近辺まで戻す展開に。
本日はパウエル新FRB議長の
議会証言には注目だが
先週末すでに公表された
金融政策報告書を踏襲するとみられ
波乱はないものと考えられる。
基本的には
景気や物価の先行きに自信を示しつつも
従来通り緩やかなペースでの利上げを強調する
無難な結果が予想され
その場合アメリカ金利はもみ合い
株やドル円は底堅い動きとなりそう。
ただ、歳出増加のインパクトなどに言及し
市場がタカ派的と解釈することで
再び米金利や株価の乱高下を招いた場合
リスク回避からの円高圧力に
ドル円は105円トライとなる可能性もあるため
注意が必要となる。
2月半ばにかけては
リスク回避的な円高圧力が非常に強まった。
この間、本来ドル買い材料となりそうな
強い米経済指標や円安要因となりそうな
黒田日銀総裁続投などの材料は無視され
何があっても円高ドル安という雰囲気の中
ドル円は1ドル105円台まで一方的な動きとなった。
しかし、ここにきてNYダウは反発し
VIX指数も低下、金利も上げ渋るなど
やや落ち着きを取り戻しつつある。
パウエル議長による議会証言が
混乱の引き金を引く要因とならなければ
市場の落ち着きとともに
ドル円も反発に転じるきっかけとなる可能性がある。
特に、米10年債利回りの3%台乗せに対する
市場の警戒が非常に強い状況であることから
金利市場がこれを試す動きになるかどうかが
ポイントとなりそう。
<<本日の重要経済指標>>
22:30 アメリカ・耐久財受注(速報値)
24:00 アメリカ・コンファレンスボード消費者信頼感指数
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